icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina18巻2号

1981年02月発行

文献概要

今月の主題 心不全の動向 心不全と臓器相関

心不全と不整脈

著者: 早川弘一1 高山守正1

所属機関: 1日本医科大学・第1内科

ページ範囲:P.218 - P.221

文献購入ページに移動
心不全と不整脈の関係
 心不全と不整脈の関係は,いろいろな面から取り上げることができるが,実地臨床の立場からみると,次の場合が問題となろう.
 1)洞リズムにおける心不全が何らかの原因で増悪した場合→冠循環の悪化,カテコールアミンの上昇など→不整脈の発生
 2)異常な頻脈ないし徐脈の発生→心不全の発生ないし悪化
 3)心不全の存在→薬剤の使用(ジギタリス,カテコールァミンなど)→不整脈発生
 4)不整脈の存在→抗不整脈剤の使用→心不全発生
 いずれの場合も,臨床的に重要な意義を有するが,ここでは2)の場合に焦点をあてて述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら