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文献概要
今月の主題 心不全の動向 心不全の治療
補助循環の現況
著者: 古田昭一1
所属機関: 1三井記念病院・外科
ページ範囲:P.246 - P.249
文献購入ページに移動人工心肺の開発はGibbonらにより1937年頃から行われ,臨床的成功は1953年であった.補助循環,とくに人工心臓の研究は,米国では1957年阿久津,Kolffらにより開始されている.しかし,臨床実施は1967年Kantrowitzらによりintra-aortic balloon pumping(IABP),1970年代になり膜型肺による呼吸不全の治療が開始された(ECMO).さらに,米国のNIHが,1975年より左心補助心臓を心臓手術後心機能の著しく低下した患者に限り使用することを許可したために,欧米を中心に補助心臓の臨床的使用が増加している(現在では100例以上に達しているものと推定される).
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