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今月の主題 肺癌—最近の知識 肺癌の画像診断
ゼロトモグラフィー
著者: 西脇裕1
所属機関: 1国立療養所松戸病院・内科
ページ範囲:P.386 - P.391
文献購入ページに移動 肺癌診断法の進歩とその普及により,現在では肺癌か否かを診断することについては,きわめて向上している.しかし,その進展時期や進展様相など病態の把握となると,今一歩の観がある.末舛らは,臨床TNMと,外科病理学的TNM(P-TNM)との一致率は約50%である1)と報告している.記号化された,大雑把な進展時期の分類であるTNMの的中率でも,このような現況である.そこで,最近edge enhancement effectを有するゼロラジオグラフィーの断層撮影(ゼロトモグラフィー)を用いて,縦隔肺門リンパ節転移の読影や,肺野病変の解析を行い,進展時期,進展様相のより詳細な検討がなされるようになってきている2〜6).
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