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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻3号

1981年03月発行

文献概要

今月の主題 肺癌—最近の知識 肺癌の治療

手術療法

著者: 成毛韶夫1

所属機関: 1国立がんセンター病院・呼吸器科

ページ範囲:P.438 - P.442

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 わが国における肺癌の増加とともに,手術療法を受ける例が全国的に急増している.放射線療法や化学療法の進歩,それに免疫療法が導入されたが,肺癌の治療は何といっても手術療法に最も治癒の期待がもてるからである.すなわち"肺癌は可能な限り切除"し,そして集学的治療というのが現在の肺癌に対する治療法である.手術の安全性は確立され,手術療法もいわゆる集学的治療の中で,一方では拡大傾向へと向かい,他方では心肺機能に対する配慮や高齢者に対する肺切除範囲の縮小傾向が出てきている.癌外科の原則である機能を温存しながらしかも根治性を重視した,いわゆる気管支成形術という新しい術式も導入されてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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