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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻3号

1981年03月発行

文献概要

他科のトピックス

超音波内視鏡

著者: 福田守道1

所属機関: 1札幌医科大学・第4内科

ページ範囲:P.556 - P.557

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 パルス波超音波反射法による軟部組織の映像化は超音波診断法(Bモード法)として広く普及をみつつある.腹部領域では主に肝胆膵の診断に利用され,胃,腸管のような管腔性臓器に関しては,進行癌を除き一般に適応とみなされていなかった.最近になり解像度の良好な電子スキャン装置が製作されるにおよび,胃壁などの構造を描出しうることが認められてきたが,依然として適応は限られたものであった.
 これに対し内視鏡を利用して走査部を直接胃腔内に挿入し,胃壁病変あるいは胃に接して存在する臓器の病変を検出,診断に利用しようという試みがなされるようになった.すなわち胃内腔の光学的観察と周辺の超音波診断を同時に可能にしようというもので,超音波内視鏡(echoendoscope)がそれである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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