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プライマリ・ケア
集団検診の諸問題(1)
著者: 梅園忠 山手慎吾 日野原重明1
所属機関: 1聖路加看護大学
ページ範囲:P.558 - P.563
文献購入ページに移動そもそも日本の集団検診というものは,戦前の結核が非常に猖獗をきわめた時代,さらに終戦後でも,結核が死因の第1位であった時代に,結核検診というものをきっかけに非常に大きく伸びて,今ではその普及はおそらく世界にその比を見ないと思われます.現在では結核がなくなり,脳卒中,心臓病がこれに代わりましたが,結核検診の手法をそのまま広げて集団検診をつづけていこうという厚生省の方針,ならびに一般の地域の検診システムのスタイルが,ある程度完成されたということになっています.
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