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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻4号

1981年04月発行

文献概要

今月の主題 臨床栄養学—最近の進歩 トピックス

ビタミンの再認識

著者: 森内幸子1

所属機関: 1日本女子大学家政学部・食物学科

ページ範囲:P.580 - P.581

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 ビタミンというとビタミン欠乏症を連想する人が多いことと思われる.しかしながら1955年以降の経済の高度成長の結果,現在の日本においては,栄養素摂取不足によるビタミン欠乏症はほとんど姿を消している.それゆえ,ビタミンについてことさら取り上げる必要はないと考える人も多いことと思われる.
 研究者の関心がビタミンに向けられていたのは,水溶性ビタミンに関する研究の活発に行われていた時期であった.それらの作用機構が明らかにされてくると,脂溶性ビタミンの作用機構についてはまったく明らかにされていなかったが,多くの研究者の関心はほかの分野に向けられていった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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