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今月の主題 臨床栄養学—最近の進歩 トピックス
ビタミンの再認識
著者: 森内幸子1
所属機関: 1日本女子大学家政学部・食物学科
ページ範囲:P.580 - P.581
文献購入ページに移動 ビタミンというとビタミン欠乏症を連想する人が多いことと思われる.しかしながら1955年以降の経済の高度成長の結果,現在の日本においては,栄養素摂取不足によるビタミン欠乏症はほとんど姿を消している.それゆえ,ビタミンについてことさら取り上げる必要はないと考える人も多いことと思われる.
研究者の関心がビタミンに向けられていたのは,水溶性ビタミンに関する研究の活発に行われていた時期であった.それらの作用機構が明らかにされてくると,脂溶性ビタミンの作用機構についてはまったく明らかにされていなかったが,多くの研究者の関心はほかの分野に向けられていった.
研究者の関心がビタミンに向けられていたのは,水溶性ビタミンに関する研究の活発に行われていた時期であった.それらの作用機構が明らかにされてくると,脂溶性ビタミンの作用機構についてはまったく明らかにされていなかったが,多くの研究者の関心はほかの分野に向けられていった.
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