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今月の主題 臨床栄養学—最近の進歩
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エチルアルコール(以下,アルコール)が,カロリー燃焼計で燃えたときに,1gにつき7.1kcalを生じ,このカロリーは糖質や脂質から生ずるカロリーと同じように効率よく体内で利用されることが,19世紀末(Atwaterand Benedict,1896)以来知られているが,その後の数多くの研究から,アルコールからのカロリーは必ずしも生体内で能率よく利用されないことがわかってきた.本稿ではカロリー源としてのアルコールの意義について二,三の考察を加えてみたい.
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