文献詳細
文献概要
今月の主題 出血とその対策 吐血・下血
急性出血性胃(十二指腸)粘膜病変
著者: 鎌田武信1
所属機関: 1大阪大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.765 - P.767
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急性胃粘膜病変(acute gastric mucosal lesions,AGML)とは,「急性に起こる胃の粘膜出血,びらんおよび潰瘍性病変で,多くの場合その誘因が明らかなもの」と筆者は考えている.
誘因としては中枢神経障害(頭部外傷,脳血管障害,脳腫瘍など,Cushing's ulcerとよばれる),熱傷(Curling's ulcer),重症病態(大手術後,敗血症,ショックなど),精神的ストレスなどがあり,組織学的には点状出血,びらんなどが多いが,一般に"ストレス潰瘍"とよばれている.これ以外に外来物質(アスピリン,副腎皮質ホルモン剤,非ステロイド系消炎剤などの薬剤,アルコールなど)によって惹起されるものもある.
急性胃粘膜病変(acute gastric mucosal lesions,AGML)とは,「急性に起こる胃の粘膜出血,びらんおよび潰瘍性病変で,多くの場合その誘因が明らかなもの」と筆者は考えている.
誘因としては中枢神経障害(頭部外傷,脳血管障害,脳腫瘍など,Cushing's ulcerとよばれる),熱傷(Curling's ulcer),重症病態(大手術後,敗血症,ショックなど),精神的ストレスなどがあり,組織学的には点状出血,びらんなどが多いが,一般に"ストレス潰瘍"とよばれている.これ以外に外来物質(アスピリン,副腎皮質ホルモン剤,非ステロイド系消炎剤などの薬剤,アルコールなど)によって惹起されるものもある.
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