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今月の主題 出血とその対策 吐血・下血
経内視鏡的止血法—電気凝固法
著者: 赤坂裕三1
所属機関: 1京都府立医科大学・公衆衛生学
ページ範囲:P.768 - P.769
文献購入ページに移動 吐血・下血を認めた患者にはただちに内視鏡検査を行い,出血源を発見すればその後の治療を円滑にすすめることができるとの考えは,現在広く臨床の場に定着している.そのうえ,緊急内視鏡検査時に内視鏡鉗子孔を通して直視下に止血操作を行い,診断面のみならず治療面にも積極的な効果を期待しようとする試みもなされてきた.たとえば高周波電気凝固法,止血クリップ法,レーザー凝固法,薬剤の局注・撤布法,cryosurgery,機械的圧迫法などである.
本稿では,上部消化管出血に対する高周波電気凝固法を用いた経内視鏡的止血(内視鏡的電気凝固止血法endoscopic electro-coagulation:EEC)について筆者らの経験を中心に述べる.
本稿では,上部消化管出血に対する高周波電気凝固法を用いた経内視鏡的止血(内視鏡的電気凝固止血法endoscopic electro-coagulation:EEC)について筆者らの経験を中心に述べる.
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