icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina18巻5号

1981年05月発行

文献概要

今月の主題 出血とその対策 血痰・喀血

肺高血圧と血痰

著者: 前田如矢1

所属機関: 1大阪市立大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.796 - P.797

文献購入ページに移動
 肺高血圧とは,肺動脈圧が正常範囲以上に高くなった状態をいうが,発生機序よりみると,原因疾患が明らかな続発性肺高血圧と,まったく原因不明の原発性肺高血圧とがある.続発性高血圧は,基礎疾患によって起こった病態異常であり,いわば肺高血圧状態とよぶべきものである.基礎疾患としては,肺疾患と心疾患とがある.
 肺高血圧状態では,臨床症候のひとつとして,血痰(ないし喀血)を訴えることがある.その頻度や程度は,原因および重症度などにより種々である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら