文献詳細
オスラー博士の生涯・94
文献概要
William Osler(1849〜1919)が,43歳という若さで,ジョンス・ホプキンス大学の内科教授であった時,ミネアポリスのミネソタ州立ミネソタ大学医学部に1892年に招待されて,医学生と教官のために行った講演の前半が以下の内容である.オスラーは1889年5月にボルティモア市に開院されたジョンス・ホプキンス病院に診療主任として着任し,アメリカでの最初のインターン制度を始め,1892年2月には,後に8カ国語に訳された世界の内科学テキストとなった「内科学の原理と診療」(The Principle and Practice of Medicine)を出版した.そして5月には42歳という年でグレース夫人と結婚した.
この1892年に,この講演をしたのであるが,これはオスラーが1875年,26歳の時に生理学と病理学とをかねた医学原論の講義を担当し,学生の医学教育について17年の経験をもった時点でなされたものである.
この1892年に,この講演をしたのであるが,これはオスラーが1875年,26歳の時に生理学と病理学とをかねた医学原論の講義を担当し,学生の医学教育について17年の経験をもった時点でなされたものである.
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