icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina18巻5号

1981年05月発行

文献概要

プライマリ・ケア

在宅ケアの実践と問題点(1)

著者: 萱場治 岸本節子1 井出久 鈴木荘一

所属機関: 1横浜市瀬谷保健所

ページ範囲:P.906 - P.911

文献購入ページに移動
「在宅ケア」の理念と変遷
 鈴木(司会) 本日のテーマである在宅ケアはプライマリ・ケアの1つの柱でもあり,初期医療,包括医療,安全医療などとともに,一般臨床家にとって,これからの地域医療を進める上での重要課題の1つです.
 歴史的にさかのぼりますと,19世紀の半ばまでの欧米では,開業医の往診による在宅ケアが医療の主役でした.また伝統的な家族主義が保持されていたわが国では,医師と患者の関係は,医師と家族との関係でもありました.医師は往診によって患者の状態とともに家庭環境,生活様式,さらにはself sanitationなどの状況も知り尽くすことができたわけです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら