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文献概要
今月の主題 膠原病—最近の考え方 膠原病の病態と免疫異常
液性免疫
著者: 東條毅1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科
ページ範囲:P.936 - P.939
文献購入ページに移動 膠原病という病名には,独得のニュアンスが含まれている.これは臓器病理学では律することができなかった"系",システムの炎症を意味する歴史的な響きがこめられているからである.さらにその背景に,何か共通した免疫異常が期待されてきたためでもある.
膠原病を提唱したKlemperer自身は,病因論にはまったく触れることがなかった.しかしSLEを中心とする免疫病態の研究によって,膠原病は病因論の観点から,自己免疫疾患に分類されることとなった.
膠原病を提唱したKlemperer自身は,病因論にはまったく触れることがなかった.しかしSLEを中心とする免疫病態の研究によって,膠原病は病因論の観点から,自己免疫疾患に分類されることとなった.
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