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文献概要
今月の主題 膠原病—最近の考え方 膠原病へのアプローチ
検査のすすめ方
著者: 安倍達1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・内科
ページ範囲:P.950 - P.952
文献購入ページに移動 全身性エリテマトーデス(SLE)の臨床的特徴は,多臓器障害性の炎症疾患と要約できる.また免疫学的特徴は抗核抗体をはじめとする多彩な自己抗体が出現する.さらに特定な臨床症状と出現自己抗体の間には密接な関連がみられる.したがってSLEを診断するには綿密な問診と,注意深い診察によって,臨床的特徴をさがし出すことである.この際問診が非常に大事である.たとえば,SLEの診断基準にある脱毛,口内潰瘍,日光過敏などは,本人が気付いていないこともあるので,いろいろな観点からの問診が必要となる.
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