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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻6号

1981年06月発行

文献概要

今月の主題 膠原病—最近の考え方 膠原病とその周辺疾患

多発性動脈炎

著者: 橋本博史1

所属機関: 1順天堂大学医学部・内科(膠原病)

ページ範囲:P.976 - P.978

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 多発性動脈炎は,中・小動脈の壊死性血管炎を特徴とする膠原病であるが,その診断は生検材料による病理組織学的所見によるところが多く,臨床診断は必ずしも容易ではない.中・小動脈の血管炎をきたす疾患は,臨床的に以下の4つに分けて考えると理解しやすい1).①多発性結節性動脈炎(polyarteritis nodosa, PAN),②アレルギー性肉芽腫性血管炎(allergic granulomatosis and angitis,AGA),③Wegener肉芽腫,④他の膠原病に伴う血管炎(SLE,悪性関節リウマチ,強皮症など),ここではPANを中心に診断のすすめ方,臨床像,検査所見,治療,予後について述べ,AGA,Wegener肉芽腫についても若干ふれたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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