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今月の主題 膠原病—最近の考え方 膠原病とその周辺疾患
Overlap症候群とMCTD
著者: 宮脇昌二1 古田嘉男1 小豆沢秀夫1
所属機関: 1岡山大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.982 - P.984
文献購入ページに移動古くから多数の膠原病患者の中には,2種類の膠原病の病像が重複して認められることが報告されている.すなわち,全身性エリテマトーデス(SLE)と慢性関節リウマチ(RA),SLEと強皮症(SD),SDと皮膚筋炎(DM)または多発性筋炎(PM),SLEとPM,RAとSD,SLE-SD-PMの3者などの重複であり,これらはOverlap症候群(以下O-Lと略)と呼ばれ,今日に至っている.O-Lの病態は不明な点が多いが,各種膠原病の根底に存在する,Klempererが報告した病理所見のような,共通因子を探る上での格好の材料として,重視されている症候群である.
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