文献詳細
今月の主題 膠原病—最近の考え方
膠原病の臓器病変のみかた
文献概要
膠原病は古くより全身の結合組織を広範囲に侵襲する疾患として理解されており,その中でも皮膚は最も豊富な結合組織に恵まれている点からも,膠原病は皮膚を場として多彩に,かつ華やかに展開される.膠原病の皮膚病変は早期から末期に至るまで重要な所見を提供し,早期診断上も,また本症の発生病態や原因を探る上からも見落されてはならない.しかし一方で,膠原病特有の皮膚病変というものは存在せず,各疾患ごとにそれぞれの特徴を示しているわけである.
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