icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina18巻6号

1981年06月発行

文献概要

異常値の出るメカニズム・39

細菌尿

著者: 河合忠1

所属機関: 1自治医科大学・臨床病理学

ページ範囲:P.1049 - P.1052

文献購入ページに移動
 正常尿は本来無菌であるが,尿道や外性器から上行してくる細菌によって汚染されるため,通常の方法により排尿された試料では少数の細菌を混入している.外性器や尿道における正常菌叢は,解剖学的に近接している腸管に由来する腸内細菌が主体で,とくに大腸菌が多い。正常尿にみられる以上に多数の細菌の検出される場合を細菌尿と呼んでおり,尿路感染症に伴ってみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?