文献詳細
文献概要
今月の主題 腹部エコー法の現況—癌診断を中心に 臨床診断
びまん性肝疾患
著者: 朝井均1
所属機関: 1大阪市立大学医学部・第3内科
ページ範囲:P.1141 - P.1145
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超音波断層法によるびまん性肝疾患の診断は,肝癌,肝嚢胞などの限局性肝病変のごとく,周囲の肝組織と音響的性質をはっきり区別することができないため,断層像の分析のみからはなかなか困難であるといわざるをえない.しかし最近の高解像力を有する装置によれば,以前に比してかなり積極的に診断することが可能になってきている.
肝のスキャニング方法は,他臓器のそれととくに変わるものではないが,数多い情報を見逃さないためにも,下記の基本走査を順に実施すべきである(図1).
超音波断層法によるびまん性肝疾患の診断は,肝癌,肝嚢胞などの限局性肝病変のごとく,周囲の肝組織と音響的性質をはっきり区別することができないため,断層像の分析のみからはなかなか困難であるといわざるをえない.しかし最近の高解像力を有する装置によれば,以前に比してかなり積極的に診断することが可能になってきている.
肝のスキャニング方法は,他臓器のそれととくに変わるものではないが,数多い情報を見逃さないためにも,下記の基本走査を順に実施すべきである(図1).
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