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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻8号

1981年08月発行

文献概要

今月の主題 心エコー法の現況 基礎知識

心断層法の利点と欠点

著者: 田中元直1

所属機関: 1東北大学抗酸菌病研究所・電子医学

ページ範囲:P.1326 - P.1328

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超音波心臓断層法
 心臓に接する胸壁上に探触子を装着して,心臓に向けて細い超音波ビームを投入しつつ,ビームを左右に振って心臓部を走査する.その間に心臓構造物の各部分から戻ってきた反射波(エコー)を同じ探触子で捉え,ビーム方向とブラウン管上の輝線の方向とを対応させつつ,得られたエコーを輝度変調で表示すると,ブラウン管上には超音波走査によって形成される走査面と同一面で心臓部を切断したときの断面と同じ断面像を表示することができる.この方法を超音波心臓断層法(略して心断層法)と称している.
 心断層図を得るための超音波走査法としては,電子式走査法と機械式走査法がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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