icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina18巻8号

1981年08月発行

文献概要

今月の主題 心エコー法の現況 臨床診断

心筋症―うっ血型

著者: 琴浦肇1 渡部良次1

所属機関: 1和歌山赤十字病院・第1内科

ページ範囲:P.1354 - P.1357

文献購入ページに移動
 心筋症は原因不明の心筋疾患であって,肥大型とうっ血型に分類される1).厚生省特定疾患特発性心筋症調査研究班(班長 河合忠一教授)の診断の手引によると,うっ血型心筋症の基本病態は心筋収縮不全であるとする.本症では拡張末期,収縮末期ともに左室腔が拡大しており,心室壁の収縮運動が低下し拡張末期圧が上昇する.僧帽弁閉鎖不全を合併することもある.診断の手引の中にも,心エコー図および左室造影の所見として左室腔の拡大と駆出率の低下があげられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら