icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina18巻8号

1981年08月発行

今月の主題 心エコー法の現況

臨床診断

心室中隔の診断

著者: 延吉正清1 西村健司1

所属機関: 1小倉記念病院・循環器科

ページ範囲:P.1368 - P.1372

文献概要

 心室中隔は心外膜によりその運動を制限されず,しかも左右両心室の共通壁を形成しているため,右心系・左心系に影響を及ぼす諸種の心疾患において多彩な変化を呈する.しかし,中隔は右室側に凸な弯曲をもつため,その詳細な分析には血管造影などによって得られる一平面に投影されたprofile像では不十分であり,心室中隔の断層像が得られる心エコー図は,きわめて重要な情報を提供する.本稿では,心エコー図による心室中隔観察上の要点,および種々の異常をきたす心疾患につき概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら