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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻8号

1981年08月発行

文献概要

今月の主題 心エコー法の現況 臨床診断

先天性心疾患―大血管の異常

著者: 吉岡史夫1 加藤裕久1

所属機関: 1久留米大学医学部・小児科

ページ範囲:P.1378 - P.1382

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 心エコー図は,小児循環器領域においても必要欠くべからざる検査法となってきている1,2).これは,新生児や乳幼児を取り扱う小児科医にとって,患児に痛みやリスクを与えないで反復でき,しかも,かなりの正確さで心内構造を評価できるメリットをもつからである.最近の断層心エコー図の導入により,心内構造の評価が立体的に把握できるようになり,心血管造影と同等または場合によってはそれ以上の評価ができるようになってきている3〜5).本稿では,大血管の異常を示す疾患について,断層心エコー図所見を中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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