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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻9号

1981年09月発行

文献概要

今月の主題 ウイルス肝炎のトピックス ウイルス肝炎の病態

肝硬変における肝炎ウイルスとアルコール

著者: 武内重五郎1 蓮村靖2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部・第2内科 2東京医科歯科大学医学部・内科

ページ範囲:P.1536 - P.1537

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 肝の高度の線維増生とびまん性の再生結節形成を形態学的特徴とする肝硬変は,ごく一部の例外を除けば,年余にわたる持続性の肝細胞変性・壊死と再生の反復によって生ずると考えられている.そしてこの慢性的な肝細胞破壊と線維増生の主因として肝炎ウイルス1)とアルコール2)が作用し,さらに個体の免疫応答能の異常を伴った自己免疫機序もまた関与することが近年広く知られるようになった.本稿では,肝炎ウイルスとアルコールが肝硬変の成立にどのようにかかわっているのかに関する最近の考え方を略述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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