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文献詳細

雑誌文献

medicina18巻9号

1981年09月発行

文献概要

Clinical topics

発熱

著者: 中村毅志夫1

所属機関: 1慶応義塾大学・体育研究所

ページ範囲:P.1616 - P.1619

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 正常人の体温は37℃以下であり,午前よりも午後に高く,その日差は個人により異なる.日差は男子よりも女子に著明であり,小児は成人よりも著明である.午後の体温の上昇は食事の摂取や運動によると考えられているが,すべてを説明することはできない.
 正常の熱の産生は生体の代謝活動による.主な産生の場所は,筋肉・肝臓・心臓である.激しい運動は筋肉における熱の産生を増加し,体温を上昇させる.長距離走は,速度にもよるが,600〜1,600cal/時の熱を産生するといわれる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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