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今月の主題 内分泌疾患—今日の知識 治療
粘液水腫昏睡
著者: 小出義信1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系・内科
ページ範囲:P.50 - P.51
文献購入ページに移動 粘液水腫昏睡は稀にはなったが,いまだに時にみられ,筆者は今冬2例を経験した.本症は表1に示すごとく,昏睡,呼吸不全,低血糖,低Na血症などの多彩な病態を呈し1),死亡率は50〜70%と高い.したがって本症の治療は救急を要し,甲状腺ホルモンの迅速な補充と,甲状腺ホルモン欠乏に基づく個々の病態に対する治療が必要となる.表2にその要旨を示し,以下に詳細を述べる.
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