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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻1号

1982年01月発行

今月の主題 内分泌疾患—今日の知識

治療

抗甲状腺剤による無顆粒球症

著者: 柴芝良昌1

所属機関: 1虎の門病院・内分泌代謝科

ページ範囲:P.54 - P.56

文献概要

 甲状腺機能亢進症は,現在,抗甲状腺剤によって治療するのが最も普通に行われているが,残念ながら,抗甲状腺剤によって治療された甲状腺機能亢進症1,000人に2〜3人に無顆粒球症を生ずることがある.無顆粒球症自体は重篤な合併症で,薬剤を直ちに中止し適切な治療が行われれば,1〜2週間で完全に回復しうるが,もし無顆粒球症の存在に気付かれずに服薬を続けたり,適切な治療がなされなければ,今日でも死亡率の高い疾患である.そこで無顆粒球症について,現在の知見をまとめておきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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