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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻1号

1982年01月発行

今月の主題 内分泌疾患—今日の知識

トピックス

Malignant Hypercalcemia

著者: 岡崎具樹1 尾形悦郎1

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.68 - P.71

文献概要

 malignant hypercalcemiaとは,悪性腫瘍に高Ca血症を伴うものを総称した病態である.その中には,大別して,①明らかな骨転移,骨浸潤を伴い,骨からのCa遊離が高Ca血症を来たしているものと,②骨転移,骨浸潤がなく,腫瘍から産生される骨吸収促進因子が高Ca血症を来たしているもの,との2つがある.
 肺癌,腎癌,悪性リンパ腫などで5〜40%にみられる本症は,これらの悪性腫瘍の予後を大きく左右する要因でもある.代表的疾患とそれに伴う高Ca血症の頻度を表に記す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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