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カラーグラフ 臨床医のための腎生検・1 糸球体病変・1
正常の糸球体と微小変化
著者: 坂口弘1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・病理学
ページ範囲:P.98 - P.99
文献購入ページに移動 腎生検,電子顕微鏡(以下電顕と略す),螢光抗体法(以下螢光と略す)の普及によって,腎炎,ネフローゼといわれていたものが,いくつかの型の糸球体病変の症状であることがわかってきて,今日では腎生検による組織診断が腎炎,ネフローゼという症状による臨床診断にとってかわってきた,というのは,組織診断のほうがより確かに個々の患者の予後の推定,治療指針の目安になるからである.
そこでこのシリーズでは,12回にわたって,それぞれの型の糸球体腎炎の組織所見について簡単に説明することにする.
そこでこのシリーズでは,12回にわたって,それぞれの型の糸球体腎炎の組織所見について簡単に説明することにする.
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