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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻10号

1982年10月発行

文献概要

今月の主題 自律神経失調症—心身症としての考え方・扱い方 予後と経過

予後

著者: 難波経彦1

所属機関: 1済生会神奈川県病院・内科

ページ範囲:P.1806 - P.1807

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 いかなる疾患においてもそうであるように,その疾患の予後について判定検討することは容易なことではない.とくに,心身症としての自律神経失調症においては,心身症という病態の発症のメカニズムにおいて,心理的因子および社会的因子の関与が重大な位置を占めている.そして,その心理的・社会的因子も,より多く関与している症例から,その関与が少ない症例まで多岐にわたっており,さらに,その心理的・社会的因子の内容の程度によっても予後が大きく左右されてくることはいうまでもない.
 そこで本稿においては,筆者らが2度にわたって実施した予後調査に関するデータ1,2)を中心に,心身症としての自律神経失調症の予後について述べてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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