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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻11号

1982年11月発行

文献概要

今月の主題 高血圧症—今日の知識 成因

降圧因子—カリクレイン・キニン・プロスタグランディン系

著者: 久代登志男1 梶原長雄1

所属機関: 1駿河台日大病院・循環器科

ページ範囲:P.1942 - P.1943

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 カリクレインおよびプロスタグランディン(PG)の存在が認められたのは,ともに約50年ほど前のことであるが,近年,高血圧症の発症を昇圧系のみならず,降圧系とのバランスからも把えようとする考えに伴い,カリクレイン-キニン系(K-K系)とPG系が注目されている.最近,レニン-アンジオテンシン-アルドステロン(R-A-A)系を含めて,K-K系,PG系の各因子が複雑に絡み合っていることが明らかにされ,また,その1つ1つが徐々に解きほぐされてきている.本稿では,K-K系を中心に,PG系との関連について述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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