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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻11号

1982年11月発行

文献概要

今月の主題 高血圧症—今日の知識 診断の進歩

日内変動と家庭血圧

著者: 栃久保修1 金子好宏1

所属機関: 1横浜市立大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1956 - P.1958

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 家庭血圧測定の普及が望まれる理由として2つのことが考えられる.ひとつには,血圧は大きな日内変動を伴い,医師が診察室などで測定した,いわゆる随時血圧が必ずしも1日の血圧値の平均値と一致するとは限らないため1,2),高血圧症の診断と治療のうえで測定条件の異なる家庭血圧も参考になり得るからである3).もうひとつの理由は,仮に家庭に体温計なみに簡易な血圧計が普及し気軽に血圧測定が行われれば,高血圧症の早期発見に役立つと考えられるからである4).このような観点より,筆者らは日内血圧測定装置5,6),簡易な家庭での血圧測定装置の開発4)と応用を試みてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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