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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻11号

1982年11月発行

今月の主題 高血圧症—今日の知識

診断の進歩

低レニン性高血圧と原発性アルドステロン症

著者: 福地總逸1

所属機関: 1福島県立医科大学・第3内科

ページ範囲:P.1962 - P.1963

文献概要

 1965年Conn1)は正常K血性原発性アルドステロン症を報告し,低K血は原発性アルドステロン症に必発ではなく,その診断には血漿レニン活性の測定が最も重要なので,すべての高血圧症で血漿レニン活性を測定する必要があると強調した.その後,本態性高血圧症の症例の約20%において血漿レニン活性が低値を示すが,血漿アルドステロン含量は正常ないしは低値を示すことから,このような病態を低レニン性本態性高血圧症と称するようになった.さらに研究の進歩に伴い,数多くのまれな鉱質コルチコイド分泌過剰症が発見され,高血圧症の鑑別診断も飛躍的に改善された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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