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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻11号

1982年11月発行

文献概要

今月の主題 高血圧症—今日の知識 診断の進歩

血中カテコラミン測定法とその問題点

著者: 安達眞樹1 三浦幸雄1 阿部圭志1 吉永馨1

所属機関: 1東北大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1964 - P.1965

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 近年,各種の血漿catecholamine(CA)濃度の実用的測定法が開発され,血漿CA濃度を末梢交感神経活動の指標として用い,各種疾患の病態生理を論じた報告が多く見られるようになった.これらの報告を評価する際には,血漿CA濃度測定法についての理解が必要である.
 各種CA測定法の特徴は,CA以外の生体成分からの分離,CA分画(norepinephrine〔NE〕,epinephrine〔E〕およびdopamine〔DA〕)の相互分離および各CA体の検出,の3段階に分けて考えることができる.この各段階に用いられる手法の違いに着目すると,現在一般に用いられている血漿CA測定法は,double column-trihydroxy indole method(THI法),high performance liquid chromatographic method(HPLC法),およびradio-enzymatic method(RE法)の3種に大別される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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