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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻11号

1982年11月発行

今月の主題 高血圧症—今日の知識

治療

降圧剤の選び方

著者: 西尾一郎1 増山善明1

所属機関: 1和歌山県立医科大学・循環器内科

ページ範囲:P.1976 - P.1978

文献概要

 高血圧を長期にわたって降圧剤で治療すると,高血圧性心血管系合併症が減少することが明らかにされてきている.しかし,高血圧の大部分を占める本態性高血圧は,現在でもなおその成因は十分明らかでなく,二次性高血圧の中にも昇圧機序の詳細は不明なものが少なくない.したがって,高血圧の治療は,外科的に治癒可能な一部の二次性高血圧を除き,多くは降圧剤による血圧下降とその維持が主要な目的となる.
 降圧剤の適応,選択の基準は,現在ではほぼ確立されているが,薬理作用の異なる薬剤が数多く使用可能となっているので,各薬剤の特徴を考慮し,高血圧の病型・病態を考慮して適宜変更する場合も少なくない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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