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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻13号

1982年12月発行

文献概要

今月の主題 内科医に必要な泌尿器科の知識 救急処置

留置力テーテル法とその管理

著者: 熊澤浮一1

所属機関: 1佐賀医科大学・外科学講座泌尿器科

ページ範囲:P.2524 - P.2525

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 何らかの理由で自然排尿ができない場合は尿道にカテーテルを挿入して排尿させることが多い.膀胱部が緊満状態でカテーテル挿入が困難な場合は膀胱部の穿刺法も行われるが,現在各科領域で頻用されているのはバルーンカテーテルの尿道留置法である.内科系では主として長期臥床患者,尿閉や尿失禁患者に,外科系ではこれらに加え術後患者にも用いられている.さらに正確な尿量測定が必要な麻酔中,手術中,手術直後などのある一定時間の留置も好んで行われている.高齢化,治療・手術・麻酔の進歩とともにこのような症例は年々増加してきている.
 カテーテルを尿道に留置しておれば1日何回もの導尿操作は必要なく,排尿状態の観察も容易であり,看護側からはメリットが多い.しかし尿路感染を発症する危険性が高くなるのが問題である.これに対する予防対策法も数多く検討されており,中にはかなりの効果をあげるものも開発されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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