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文献概要
カラーグラフ 臨床医のための腎生検・12 糸球体病変・12
巣状病変
著者: 坂口弘1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部・病理学
ページ範囲:P.2554 - P.2555
文献購入ページに移動 巣状腎炎focal glomerulonephritisという用語は以前から臨床でも病理でも使われていた.歴史的に有名なのは亜急性心内膜炎(SBE)のときのfocal embolic GNである.
糸球体の侵され方がほとんどすべて(80%以上)の場合をdiffuseといい,それ以下をfocal,1つの糸球体をとって全体に病変のみられるものをglobal,その一部のものをsegmentalというが,focal lesionまたはfocalGNという場合は糸球体はfocal,segmentalに病変のみられるものである(図1).
糸球体の侵され方がほとんどすべて(80%以上)の場合をdiffuseといい,それ以下をfocal,1つの糸球体をとって全体に病変のみられるものをglobal,その一部のものをsegmentalというが,focal lesionまたはfocalGNという場合は糸球体はfocal,segmentalに病変のみられるものである(図1).
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