文献詳細
文献概要
今月の主題 感染症と免疫 感染症の診断
エンドトキシン検査
著者: 河合忠1 田村弘志1
所属機関: 1自治医科大学・臨床病理学
ページ範囲:P.218 - P.219
文献購入ページに移動エンドトキシンの構造と生物活性
エンドトキシンは,グラム陰性桿菌の外膜を構成する成分の1つであり,分子量が約100万のリポ多糖で,図1のような構造をもっている.エンドトキシンの生物活性は多岐にわたり,表1のごとくまとめることができる1).これらの生物活性のほとんどすべてが分子量数千のLipid Aに局在しており,この部分の化学的修飾によって生物活性と化学構造との関係が解明され始めている.
エンドトキシンは,グラム陰性桿菌の外膜を構成する成分の1つであり,分子量が約100万のリポ多糖で,図1のような構造をもっている.エンドトキシンの生物活性は多岐にわたり,表1のごとくまとめることができる1).これらの生物活性のほとんどすべてが分子量数千のLipid Aに局在しており,この部分の化学的修飾によって生物活性と化学構造との関係が解明され始めている.
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