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文献概要
今月の主題 感染症と免疫 非特異的防御機構
キニン系とその周辺
著者: 恩田昌彦1 代田明郎1
所属機関: 1日本医科大学・第1外科
ページ範囲:P.236 - P.237
文献購入ページに移動 いずれの組織においても,細菌の感染によって細菌の増殖が起こると,病巣部には多かれ少なかれ炎症起転が起こってくる.
炎症はそれ自体が感染防御機構の主体をなすものであるが,この炎症をmediateする物質として種々なもの,すなわち炎症のchemical mediatorがあげられている.これらのchemical mediatorは,生体に炎症をきたすような刺激が加わった際に生体反応の結果としてできる物質で,それによって炎症が発生し進展する.このようにして誘導された炎症は,感染の波及,さらには感染の回復にきわめて重要な役割を演ずるものである.
炎症はそれ自体が感染防御機構の主体をなすものであるが,この炎症をmediateする物質として種々なもの,すなわち炎症のchemical mediatorがあげられている.これらのchemical mediatorは,生体に炎症をきたすような刺激が加わった際に生体反応の結果としてできる物質で,それによって炎症が発生し進展する.このようにして誘導された炎症は,感染の波及,さらには感染の回復にきわめて重要な役割を演ずるものである.
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