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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻2号

1982年02月発行

文献概要

今月の主題 感染症と免疫 感染症の予防と治療

特異的γグロブリン製剤と適応

著者: 早川浩1

所属機関: 1東京大学医学部・分院小児科

ページ範囲:P.262 - P.264

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 ある病原体に対して高度に免疫されたヒト,あるいはその疾患の回復期にあるヒトの血清から,その疾患に対して特異的に抗体価の高い免疫グロブリン製剤を得ることができ,これを特異ヒト免疫血清グロブリン(HISGと略す)という.このような製品は,抗体含有量が通常のヒト免疫血清グロブリン製剤より高いので,それが無効の疾患にも特異的に有効であると考えられる.
 現在わが国で実際に使用され,あるいは検討されている製剤と,米国などにおいて検討されている主な製剤の要点は,表1に示すごとくである.このほかにも研究中あるいは計画中の数種類があるという.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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