文献詳細
文献概要
講座 異常値の出るメカニズム・46 酵素検査(6)
血清酸ホスファターゼ
著者: 玄番昭夫1
所属機関: 1中央鉄道病院・中央臨床検査室
ページ範囲:P.349 - P.354
文献購入ページに移動酸ホスファターゼの臓器分布と細胞内局在性
臓器分布
酸ホスファターゼ(Acid phosphatase,AcP,EC 3.1.3.2)はアルカリホスファターゼ(AIP)とまったく同じで,次のようにリン酸モノエステルを加水分解する酵素である.
リン酸モノエステル+H2O(AcP/pH5)→アルコール類+無機リン酸
リン酸モノエステルとして使用されるフェニルリン酸(Kind-King法,単位はK・A単位),あるいはp-ニトロフェニルリン酸(Bessey-Lowryら法)についてもAIPの場合と同じであるが,しかしこの加水分解反応がpH約5の条件で行われる点がAIPと異なっている.
臓器分布
酸ホスファターゼ(Acid phosphatase,AcP,EC 3.1.3.2)はアルカリホスファターゼ(AIP)とまったく同じで,次のようにリン酸モノエステルを加水分解する酵素である.
リン酸モノエステル+H2O(AcP/pH5)→アルコール類+無機リン酸
リン酸モノエステルとして使用されるフェニルリン酸(Kind-King法,単位はK・A単位),あるいはp-ニトロフェニルリン酸(Bessey-Lowryら法)についてもAIPの場合と同じであるが,しかしこの加水分解反応がpH約5の条件で行われる点がAIPと異なっている.
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