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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻3号

1982年03月発行

今月の主題 リハビリテーションの現況

治療法

言語治療

著者: 柴田貞雄1

所属機関: 1国立身体障害者リハビリテーションセンター

ページ範囲:P.412 - P.413

文献概要

言語行動のシステムとその障害
 言語の行動を以下の5つの経路に分ける(図).
 ①話された言葉(音声記号)が聴器を通って大脳の言語中枢へ到達する.
 ②言語中枢において,音声記号(〔RINGO〕という音)から対応する概念("赤くて丸くて甘ずっぱい果実")を想起する.
 ③②と反対に,ある概念を想起し,それに対応する音声記号をプログラムする.
 ④プログラムに従い発声発語器官を動かして,その音声記号を実現する(構音).
 ⑤聴覚的にフィードバックする.
 経路②,③ではさらに語と語を統合して文を作る(構文)機能を持ち,より複雑な概念を組み立ててゆく.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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