文献詳細
文献概要
今月の主題 リハビリテーションの現況 社会復帰
作業療法
著者: 福田恵美子1
所属機関: 1自治医科大学・リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.427 - P.431
文献購入ページに移動 作業療法を,基本的・原理的な面にポイントを置き述べたいと思う.
疾病の治療に,作業そのものが役立つという考え方は,相当古くから抱かれていたもののようで,エジプト,ギリシャ,ローマにもその芽生えがみられる.実際に意識して作業を適用する治療法は,主として精神科領域から始まった.スイスのRollierは,結核の後療法にこれを用い,このときの精神的な問題に対しても有効であることを指摘している.
疾病の治療に,作業そのものが役立つという考え方は,相当古くから抱かれていたもののようで,エジプト,ギリシャ,ローマにもその芽生えがみられる.実際に意識して作業を適用する治療法は,主として精神科領域から始まった.スイスのRollierは,結核の後療法にこれを用い,このときの精神的な問題に対しても有効であることを指摘している.
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