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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻3号

1982年03月発行

文献概要

今月の焦点 対談

Therapeutic Drug Monitoringの必要性とその意義

著者: 石崎高志1 河合忠2

所属機関: 1国立病院医療センター・臨床研究部臨床薬理室 2自治医科大学・臨床病理学

ページ範囲:P.508 - P.521

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 河合 私ども医師が患者を治療する場合,いろいろな方法を使っているわけですけれども,やはり最も頻繁に行われ,また重要なものとしては,薬物の投与があると思います.昔から医師の"匙加減"とまでいわれて,いろいろ薬の配合などを経験的に行ってきたわけですが,その後,錠剤の普及によって匙加減もだんだんなくなり,一律に投与される傾向が強くなってきたわけです.
 しかし,最近,臨床薬理学的な研究が進むことによって,体内での薬物の動態がだんだん解明されてきました,それによって,できるだけ客観性を持たせた,それぞれの患者に最も適した投薬を行おうという気運が高まってきています.それを広く"drug monitoring"と呼んでいるのですが,本日は,この道で長年研究を重ねておられます石崎先生に,いろいろおうかがいしたいと存じます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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