icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina19巻4号

1982年04月発行

文献概要

今月の主題 狭心症とその周辺 虚血性心臓病の診断

心電図—Holter ECGモニターによるもの

著者: 道場信孝1

所属機関: 1ライフプランニングセンター

ページ範囲:P.612 - P.615

文献購入ページに移動
 Biometryとしての心電図の長時間記録(Holter Moniter:HM)は,Holterによってはじめられたが,その後多くの改良が加えられて,今日では日常の臨床で,非侵襲検査の有力な手段の1つとなっている.
 HMはもともと不整脈の診断のために開発されたものであり,その意味では十分な臨床的評価を得ているが,虚血の診断については当初のテープ心電計の特性が低周波性の信号に対して応答が不十分であったため,STの評価では限界があった.しかし,今日市販されているHMシステムのすぐれたものでは,臨床的にほぼ満足しうるST解析が可能である1).ここではIHDのマネジメントにおけるHMの使用目的,適応,運動負荷法との対比について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?