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文献概要
今月の主題 狭心症とその周辺 虚血性心臓病の診断
心電図—Holter ECGモニターによるもの
著者: 道場信孝1
所属機関: 1ライフプランニングセンター
ページ範囲:P.612 - P.615
文献購入ページに移動 Biometryとしての心電図の長時間記録(Holter Moniter:HM)は,Holterによってはじめられたが,その後多くの改良が加えられて,今日では日常の臨床で,非侵襲検査の有力な手段の1つとなっている.
HMはもともと不整脈の診断のために開発されたものであり,その意味では十分な臨床的評価を得ているが,虚血の診断については当初のテープ心電計の特性が低周波性の信号に対して応答が不十分であったため,STの評価では限界があった.しかし,今日市販されているHMシステムのすぐれたものでは,臨床的にほぼ満足しうるST解析が可能である1).ここではIHDのマネジメントにおけるHMの使用目的,適応,運動負荷法との対比について述べる.
HMはもともと不整脈の診断のために開発されたものであり,その意味では十分な臨床的評価を得ているが,虚血の診断については当初のテープ心電計の特性が低周波性の信号に対して応答が不十分であったため,STの評価では限界があった.しかし,今日市販されているHMシステムのすぐれたものでは,臨床的にほぼ満足しうるST解析が可能である1).ここではIHDのマネジメントにおけるHMの使用目的,適応,運動負荷法との対比について述べる.
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