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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻4号

1982年04月発行

文献概要

講座 異常値の出るメカニズム・48 酵素検査(8)

血清5'-ヌクレオチダーゼ

著者: 玄番昭夫1

所属機関: 1中央鉄道病院・中央臨床検査室

ページ範囲:P.735 - P.739

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5'-ヌクレオチダーゼの特徴とその測定
 欧米,とくにアメリカにおいては血清5'-ヌクレオチダーゼ(EC 3.1.3.5,5'-nucleotidase,系統名5'-ribonucleotide phosphohydrolase,以下5'-Naseと省略)の測定がアルカリホスファターゼ(AIP)と同様に広く行われているが,わが国で測定している臨床施設はまれである.この理由はまた後で述べることとし,まず本酵素の特徴と測定法とを簡単に紹介しておく.
 5'-Naseは5'-AMP(adenosine 5'-monophosphate),あるいは5'-IMP(inosine 5'-monophosphate)といった5'-リボヌクレオチドの加水分解(脱リン酸化反応)を触媒する酵素として知られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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