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オスラー博士の生涯・105
古き人文学と新しき科学 その1—1919年5月,オクスフォードでの古典協会の会長講演
著者: 日野原重明1 仁木久恵1
所属機関: 1聖路加看護大学
ページ範囲:P.768 - P.777
文献購入ページに移動 この講演は,オスラーの死亡の7ヵ月前の1919年5月に,オクスフォードで催された古典協会(ClassicalAssociation)の総会の席上で,この協会の会長として行われた講演の全文であり,1919年のBritish Medical J.(1919年ii号)に掲載されている.
この協会は,ギリシャ・ラテン語を心得た古典文学者を中心とする文化人の集りであるが,オスラーのうんちくが,その謙虚な言葉での講演ににじみ出ている感じである.この講演の原稿は病床にありがちのオスラーが半年間にわたって少しづつ書き上げたもので,彼の最も準備された最後の講演である.
この協会は,ギリシャ・ラテン語を心得た古典文学者を中心とする文化人の集りであるが,オスラーのうんちくが,その謙虚な言葉での講演ににじみ出ている感じである.この講演の原稿は病床にありがちのオスラーが半年間にわたって少しづつ書き上げたもので,彼の最も準備された最後の講演である.
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