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文献概要
今月の主題 血清リポ蛋白の異常 リポ蛋白異常と各種疾患
膵炎
著者: 佐竹克介1
所属機関: 1大阪市立大学医学部・第1外科
ページ範囲:P.818 - P.819
文献購入ページに移動 cholesterolやtriglycerideのような脂質は,血中では遊離脂肪酸を除いて蛋白と結合した型で存在し,可溶性になっている.この蛋白と結合した脂質をリポ蛋白と呼んでいる.したがって血中脂質の増加,すなわち高脂質血症は高リポ蛋白血症としてとらえられる.
1864年Speck1)が高脂質血症と急性膵炎の合併症例を記載して以来,欧米ではその合併率は4〜38%と報告されているが,本邦での報告は稀である.
1864年Speck1)が高脂質血症と急性膵炎の合併症例を記載して以来,欧米ではその合併率は4〜38%と報告されているが,本邦での報告は稀である.
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