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文献詳細

雑誌文献

medicina19巻5号

1982年05月発行

文献概要

今月の主題 血清リポ蛋白の異常 リポ蛋白異常と各種疾患

脂肪肝

著者: 古賀俊逸1 辻裕二1

所属機関: 1九州大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.820 - P.821

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 正常肝の脂肪量は,その湿重量の2〜4%,乾燥重量の4〜8%であり,その約2/3はリン脂質である.正常肝では組織学的に脂肪の存在を認めることはできないが,脂肪量が肝の乾燥重量の10%位になると顕微鏡下に脂肪滴を認めるようになる.通常,顕微鏡下に観察される肝細胞の約半数以上に脂肪滴を認める場合に脂肪肝と呼ばれており,生化学的には肝にトリグリセライドが蓄積した状態である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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